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映画「イエスマン “YES”は人生のパスワード」あらすじ ネタバレあり感想 レビュー 全てに”YES"と答えたら

今回ご紹介するのは、2008年にアメリカで公開された映画「イエスマン “YES”は人生のパスワード」です。

本作は、ある男性の実体験をもとに製作されたそうです。

人生において何事にも「ノー」を連発して生きてきた男が変わっていく様を、ジム・キャリーが演じます。

では、早速内容を見ていきましょう。

 「イエスマン “YES”は人生のパスワード」

 f:id:mamamatutu:20200617214059j:plain 引用元:映画.com

 2008年  アメリカ

原題:「Yes Man」

監督: ペイトン・リード

出演: ジム・キャリー
            テレンス・スタンプ
            ズーイー・デシャネル
           ブラッドリー・クーパー   他

映画「イエスマン “YES”は人生のパスワード」あらすじ

銀行員として働くカール(ジム・キャリー)は、仕事でもプライベートでも常に「ノー」を連発し、すべてを断り続ける生活を送っていた。

そんなある日、カールは知人のニックから、テレンス(テレンス・スタンプ)の主催する「イエス」セミナーに参加してみないかと勧誘を受ける。不審に思いながらも会場へと足を運んだカールだったが、そこでテレンスに目を付けられ、今後すべてのことに対し「イエス」と答えるという誓いを課されることに。

ルールに従い生活するうちに偶然知り合ったアリソン(ズーイー・デシャネル)と懇意になるなど、人生が次第に好転していくカールだったが...

映画「イエスマン “YES”は人生のパスワード」感想、見どころ(ネタバレ注意)

とにかくYESと言ってみる

セミナーで”誓い”を課されたカールは、ルールに従い日々イエスと言い続ける生活を送ります。不思議なことに、これがものすごくうまくいくんですよね。最初はお金を失ったりとトラブルもありながらも、その後は基本的にすべての物事が好転し続けます。それでカールはこの”イエス”の力を信じ込んでいくわけです。

この序盤のカールの人生が好転していく描写は、見ててとても気持ちがいいですね。実に爽快です。え、そんなうまくいく!?となる展開も多くありますが、そこはコメディ映画。細かいところには突っ込まずに見ていきましょう。

最初のセミナーのシーンはなんかアブナイ団体みたいでちょっとあれでしたが、まぁカールが満足してるならそれでいいのでしょう。 映画ですしね。

でも、さすがに限界も...

日々”イエス”を繰り返すカールでしたが、それもさすがに限界、トラブルが発生します。カールは親密な関係になったアリソンに同棲を持ち掛けられ、いつも通り”イエス”と答えるのですが、それが彼女に気づかれてしまうのです。これにまずいと思ったカールは、”イエス”の誓いを解くため、テレンスに会いに行きます。しかしそこで彼から告げられたのは、「何も全てにイエスと答える必要はない、いやな時は断ってよいのだ」という事実でした。これを聞いたカールは、イエス・ルールを撤廃、新たな人生をスタートします。そしてアリソンに会いに行き、仲直り、物語は幕を閉じます。

この後半の展開ですが、非常に納得のいくいい展開だなと思いました。結局カールが”イエス”と言い続けたのは、彼が本質的に変わったのではなくルールに従っていただけだった。そんなカールが彼自身の意思で新たな生活を始めたのは、なんというか安心です。今後もいい人生を送っていくのだろうな、と思えます。

ただ単に”イエス”マンを描くのでなくカールの”成長”の過程を見ることができるのも、この映画の面白いところです。

ところどころ入るギャグ

コメディ映画でしかも主演がジム・キャリーとくれば、笑いどころも多く用意されているのは一目瞭然ですよね。

当然本作も所々に笑えるポイントが散りばめられています。オチもその一つです。

なんというか、この内容でコメディであるというのは説教臭さがなくてとてもいいと思いました。人生の啓発のような内容でありながらコメディ路線で描かれているため、内容が反発することなくスーっと入ってきます。

楽な気持ちで最初から最後まで楽しめます。

まとめ

いかがでしたでしょうか、”イエス”マンとなった男の人生を描いた映画「イエスマン “YES”は人生のパスワード」

観終えた感想としては、ありきたりですがやはり自分の人生も変えてみよう、という気持ちにさせられましたね。現実はそううまくはいかないかもしれませんが、この姿勢は見習っていきたいものです。

映画としても終始スッキリと楽しめて、良作だったと思います。

お時間がある方は是非観てみてはいかがでしょうか。

個人的おすすめ度 ★★★☆☆

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映画「プライベート・ライアン」あらすじ ネタバレあり感想 レビュー 戦場に取り残された新兵を救出

今回ご紹介するのは、1998年にアメリカで製作された映画「プライベート・ライアン」です。

第二次世界大戦を題材とした本作。ノルマンディー上陸作戦の後、敵地で行方不明となった一人の新兵を救出する作戦が描かれます。

戦争の現実を非常にリアルに描いたことで有名な本作ですが、特に冒頭20分のノルマンディー上陸作戦の場面は必見といえるでしょう。

では、さっそくどんな内容なのか見ていきたいと思います。

 「プライベート・ライアン」

 f:id:mamamatutu:20200607182005j:plain 引用元:Yahoo!映画

 1998年  アメリカ

原題:「Saving Private Ryan」

監督: スティーヴン・スピルバーグ

出演: トム・ハンクス
            エドワード・バーンズ
            マット・デイモン   他

映画「プライベート・ライアン」あらすじ

舞台は1944年、第二次世界大戦下。多くの犠牲を伴いながらもノルマンディー上陸作戦を成功に収めたアメリカだったが、激戦は依然として続いていた。

そんな中、オマハビーチでの攻防を生き延びたミラー大尉(トム・ハンクス)に、ある一つの命令が下される。それは、敵地で行方不明となった、四兄弟の最後の生き残りであるライアン二等兵(マット・デイモン)を救出せよというものであった。

ミラー大尉は中隊から7人を選抜し、ライアン二等兵がいると思われるフランス内陸部の戦場へと出発するのだったが...

映画「プライベート・ライアン」感想、見どころ(ネタバレ注意)

 圧巻の冒頭20分

本作の冒頭のシーンは、ノルマンディー上陸作戦におけるオマハ・ビーチでの激戦を描いています。この冒頭の20分間は、凄惨な戦場の様子を緻密に描いたとして映画史に残ると高く評価されているわけなのですが、実際に見てみると確かにそのような評価にも納得がいきます。

上陸したそばから次々とやられていく仲間たち。つい今まで生きていた人達が一瞬にして死んでいく様子を、この作戦にも参加していたミラー大尉の視点で臨場感たっぷりに見せつけられます。まさに息をのむ20分間です。

本作の物語としてのメインはあらすじで紹介したようにライアン2等兵の救出作戦となるわけなのですが、映像表現としてのメインはやはりこの冒頭20分間のシーンと言えるでしょう。

いやー、正直見てて苦しかったです。ここは。

止まらない死

そんなわけでライアン救出へと赴いた一行ですが、場所が場所だけに、道中で次々と仲間が死んでいきます。

人情家の大男カパーゾ二等兵は、子供を助けようとして死。ドイツ軍のトーチカを破壊しようとして、衛生兵のウエイドも死。そしてライアンを発見した後のドイツ軍との戦闘では、ミラー大尉までもが敵の凶弾に倒れます。

戦争とはこんなにも淡々と人間の命を奪っていくものなのかと、愕然とします。

何より冒頭のシーンと異なり、こうして死んでいく1人1人についてその人となりを知ってしまっている分、見ていて辛いんですね。部下が死んでいくたびに自分の行動が間違っていたのではと後悔の念に駆られるミラー大尉の描写も胸に刺さります。

彼らが身を賭して救出したライアン2等兵が無事に帰還できたことだけが唯一の救いでしょうか。

超リアルな戦争体験

冒頭の20分間のシーンもそうですが、道中での戦闘や最終局面も含めて、この映画の戦闘シーンは全て、観る側にまるで自分がそこにいるかのような錯覚を引き起こします。

ふんだんに用いられた本物の兵器や車両、また工夫されたカメラワークや音響効果がそうさせているわけですね。

この映画には一応ライアン二等兵の救出という本筋があるわけなのですが、この映画の本質は実はこの超絶リアルな戦争描写にあると個人的には思っています。戦争というものを話には聞いていても、実際にどういったものなのかは知らない、そんな世代にとってこの映画は非常に衝撃的です。

まとめ

いかがでしたでしょうか、凄惨な戦場のリアルを緻密に描いた作品「プライベート・ライアン」

戦争映画の常識を変えたとされる本作ですが、その前評判に違わぬ、非常に完成度の高い作品であると感じました。具体的な反戦のメッセージはなくとも、これだけリアルに戦争を描いた本作からはスピルバーグ氏の戦争に対する考えがよく伝わってきます。

ここで紹介した以外にも、見るべき場面は多くあります。ぜひ一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。

個人的おすすめ度 ★★★★☆

↓出演キャストの関連作品はこちら

 

www.matsueiga.info

 

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映画「エスター」あらすじ ネタバレあり感想 レビュー どこかおかしい少女がやってくる

今回ご紹介するのは、2009年にアメリカで公開された映画「エスター」です。

具体的に何がかは分からないが、どこかおかしい。本作は、そんな違和感を持たせる少女エスターが引き起こす惨劇を描いた作品となっております。

一目見て「おかしさ」を感じさせるポスターも特徴的な本作。

早速どんな作品なのか見ていきましょう。

  •  「エスター」
    • 映画「エスター」あらすじ
    • 映画「エスター」感想、見どころ(ネタバレ注意)
      • 次々と起こる謎の事件
      • エスターの正体
      • イザベル・ファーマン、すごい
    • まとめ
      • 個人的おすすめ度 ★★★☆☆

 「エスター」

 f:id:mamamatutu:20200606191311j:plain 引用元:Yahoo!映画

 2009年  アメリカ

原題:「Orphan」 

監督: ジャウム・コレット=セラ

出演: ヴェラ・ファーミガ
            ピーター・サースガード
            イザベル・ファーマン

映画「エスター」あらすじ

かつて3人目の子どもを流産したケイト・コールマン(ヴェラ・ファーミガ)は、そのことがトラウマとなり夫であるジョン(ピーター・サースガード)との関係も限界を迎えていた。

新しい子を迎えることでその苦しみを癒そうと考えた2人は、孤児院からエスター(イザベル・ファーマン)という9歳の少女を養子として迎え入れた。

礼儀正しく落ち着いたいい子であるように見えたエスターであったが、徐々におかしな行動を見せ始め...

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映画「パラサイト 半地下の家族」あらすじ 感想 レビュー 寄生して生きてゆく一家

今回ご紹介するのは、2019年に韓国で製作された映画「パラサイト 半地下の家族」です。

第92回アカデミー賞では4部門を受賞し、大きな話題となった本作。韓国の裕福な家庭と、そこに目を付けた「半地下」住まいのもう一つの家族の交錯を、予測不可能な展開を織り交ぜつつユーモラスに、時にはシリアスに描いていきます。

韓国の現実が題材となっているとも言えるこの映画、何がこんなにも観客の心を掴み、大ヒットへと繋がったのでしょうか。早速見ていきたいと思います。

「パラサイト 半地下の家族」

 f:id:mamamatutu:20200603193520j:plain 引用元:映画.com

 2019年 韓国

原題:「기생충」

監督: ポン・ジュノ

出演: ソン・ガンホ
            イ・ソンギュン
            チョ・ヨジョン
            チェ・ウシク
            パク・ソダム

映画「パラサイト 半地下の家族」あらすじ

半地下住宅に住むキム一家は貧困にあえいでおり、低賃金の内職によって毎日食いつないでいるという状況だった。

そんな中、ある日息子のギウ(チェ・ウシク)は、友人であり名門大学に通う青年ミニョクから、彼の代理として家庭教師の仕事を紹介される。高い報酬につられてこれを引き受けたギウは、大学生と身分を偽り、高台に住む裕福なパク一家の娘、ダヘの家庭教師となった。さらにパク夫人(チョ・ヨジョン)が息子ダソンの絵の家庭教師を探しているということを知ったギウは、妹のギジョン(パク・ソダム)を、知り合いとしてダソンの絵の家庭教師につけることに成功する。その後も、父ギテク(ソン・ガンホ)はパク一家の運転手として、母チュンスクは家政婦として雇われることに成功する。

こうしてキム一家は家族揃って裕福なパク一家に「寄生」することとなるのだったが...

映画「パラサイト 半地下の家族」感想、見どころ(ネタバレ注意)

「半地下」って?

無事に家族としての繋がりを隠しつつ就職することに成功したキム一家。順調に思えた彼らのパラサイト計画でしたが、そこに一つ想定外の事態が起こります。ひょんなことからパク家の邸宅には地下室が存在することが判明し、その中では一人の男が暮らしていたのでした。その男の名はグンセと言い、この男もまたパク一家に気づかれることなく、ずっと昔から「寄生」して生きてきていたのです。そんな彼と彼の妻、ムングァンに家族であることを気取られた一家は、そのことを脅しに使われ、順調と思われた寄生生活が一転、ピンチを迎えてしまいます。

キム一家が暮らす「半地下」ですが、これは文字通り地上と地下の間に建てられた家のことで、部屋の半分が地上に露出する形になっています。もとは有事の際の避難場所として設計されたものでしたが、近年の急激な人口増大に伴い、こうした半地下住宅に住む人の数は増加してきました。「半地下」は高湿度で衛生状態も悪く、ともすれば貧困層の象徴とされる存在でもあります。そんな場所に住むキム一家の経済状況の悪さを表しているというわけです。

そしてさらにこの映画には半地下よりもさらに下、地下に住む男が登場します。この男の生活状況は非常に悪く、それこそ半地下に住むキム一家以上といえるでしょう。つまりこの映画では、高台に住む超裕福なパク一家、半地下に住む貧困のキム一家、そしてさらに深く地下に住む男グンセと、その社会的階層が可視化されているわけです。

社会において現実に経済的格差が存在することは誰もがわかってはいますが、こんなにもあからさまにそれが表現されているというのは、この映画で注目すべき点の一つと言えそうです。

「臭い」と殺人

この映画にたびたび登場するキーワードとして「臭い(におい)」というものがあります。

無事に正体を隠しパク一家へと潜入したキム一家でしたが、パク一家の人々は、ことあるごとにキム一家に染み付いた「半地下の臭い」に言及します。なぜかはわからないが貧困の臭いがする、と。この言葉に対し、特に父ギテクは過剰に反応しているようでした。

そんな折、パク家の邸宅で大勢を招いてパーティーが開催されることとなります。キム一家の面々も関係者としてそれぞれこのパーティーに参加することに。ところが、このパーティー中に事件は起こります。地下に住む男グンセが、包丁を手に持って現れるのです。グンセに娘ギジョンは殺されてしまいます。その後チュンスクによってグンセは止められますが、この時、パク氏がグンセに対し、例の「臭い」がすると言ったのを聞いたギテクは、パク氏を刺し殺してしまうのでした。

この「臭い」に関してですが、最後にパク氏が言及したのはギテクに対してではなかったのにも関わらず、彼の怒りが爆発したというのが印象的でした。

「半地下」に暮らしながらも、そのことを馬鹿にされ、蔑まれることに怒れたギテクは、心の奥底ではまだ人間としてのプライドを高く持っていたのかもしれません。

画面に現れるユーモア

ここまでの説明の感じだと、本作は韓国の超格差社会を描いたシリアスな映画、しかも人も死ぬし... と思われがちだと思いますが、本作は決してそっち方面一辺倒というわけではありません。

ところどころに「笑いどころ」が盛り込まれており、そういった面でも観客に配慮されています。

この笑えるシーンを映画全体の中で見たときにどう捉えるかは個人次第だと思いますが、どれも完成度が高く、しっかり「ここだよ」とわからせてくれる作りになっているので、是非そこにも注目してみて欲しいと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか、韓国の現実と、そこで生活する二組の家族の交錯をユーモラスかつシリアスに描いた映画「パラサイト 半地下の家族」

数多くの賞で評価されているだけあって、映画としての完成度はものすごく高いなといった印象を受けました。

同監督の作品として「スノーピアサー」という映画がありますが、そこでも描かれていた格差社会というテーマを、より抽象的に、かつより鮮烈に描いているのがこの作品と言えるでしょう。

また、そんな現実への問題提起的な内容を扱っていながら、そうした難しいことを考えずとも楽しめるのがこの映画の素晴らしい点のように思います。

ぜひ一度、観てみてはいかがでしょうか。

個人的おすすめ度 ★★★★☆

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映画「セブン」あらすじ ネタバレあり感想 レビュー 7つの大罪を模した犯罪

 今回ご紹介するのは、1995年アメリカで公開された映画「セブン」です。

本作は、キリスト教の「7つの大罪」を模した猟奇殺人と、それを追う二人の刑事を描いた作品であり、全米で大ヒットを記録しています。

主演の若い刑事としてブラッド・ピット、そしてそれを補佐する老練な刑事をモーガン・フリーマンが務めました。

では、早速どんな作品なのか見ていきましょう。

  • 「セブン」
    • 映画「セブン」あらすじ
    • 映画「セブン」感想、見どころ(ネタバレ注意)
      • 「7つの大罪」を模した猟奇殺人
      • 最後の2つ、嫉妬と憤怒
    • まとめ
      • 個人的おすすめ度 ★★★★☆

「セブン」

 f:id:mamamatutu:20200530211855j:plain 引用元:Yahoo!映画

 1995年  アメリカ

原題:「Seven」

監督: デヴィッド・フィンチャー

出演: ブラッド・ピット
            モーガン・フリーマン
            グウィネス・パルトロー
            R・リー・アーメイ
            ケヴィン・スペイシー   他

映画「セブン」あらすじ

舞台は雨の降り続く大都会。とある殺人事件の現場に、若く血気盛んな新人刑事ミルズ(ブラッド・ピット)と退職まで残りわずかとなったベテラン刑事、サマセット(モーガン・フリーマン)が駆けつける。

そこでは、常識では考えられないほど太った男が、大量の食べ物に顔をうずめながら殺されており、現場には犯人が書いたと思われる「GLUTTONY(暴食)」の文字が残されていた。

翌日、今度は高層マンションの一室で弁護士の男の死体が発見され、その現場にも同じように「GREED(強欲)」の文字が残されていた。

これがキリスト教の「7つの大罪」を模した犯罪であることに気づいた二人は、犯人を止めるため捜査を始めるが...

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映画「インビジブル」あらすじ ネタバレあり感想 レビュー 透明になった男

 今回ご紹介するのは、2000年アメリカで公開された映画「インビジブル」です。

本作は、透明人間となり、次々と犯罪を犯していく研究者と、それを止めようとする人々との闘いを描いた作品となっています。

透明人間を題材とした作品は昔から多く作られていますが、映画となるとその数は多くはないかもしれません。

ではどんな作品なのか、さっそく見ていきましょう。

  • 「インビジブル」
    • 映画「インビジブル」あらすじ
    • 映画「インビジブル」感想、見どころ(ネタバレ注意)
      • 戻れなくなっちゃった
      • 透明人間とのバトル
      • リアルな透明化の描写
    • まとめ
      • 個人的おすすめ度 ★★★☆☆

「インビジブル」

 f:id:mamamatutu:20200529211636j:plain 引用元:Yahoo!映画

2000年  アメリカ 

原題:「Hollow Man」

監督 :ポール・バーホーベン

出演: ケヴィン・ベーコン
            エリザベス・シュー   他

映画「インビジブル」あらすじ

天才科学者・セバスチャン(ケヴィン・ベーコン)は、国家の機密プロジェクトとして「生体の透明化と復元」を研究するチームのリーダーであった。

彼とそのチームは動物実験では透明化に成功していたものの、透明化の際に精神に異常を及ぼしたり、復元ができなかったりといった問題を解決できずにいた。

その後、動物実験において透明化からの復元を成功させた彼らであったが、セバスチャンはその功名心からこのことを政府に報告せず、自らの体で人体実験を行ってしまう。

なんとか透明化には成功したセバスチャンであったが...

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映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」あらすじ ネタバレあり感想 レビュー 鬱蒼としたミュージカル映画

今回ご紹介するのは2000年に公開されたデンマーク映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」です。

暗く重い作風に定評のあるラース・フォン・トリアー監督の作品で、「どこにも救いのない映画」として有名になりました。

賛否両論分かれる本作ですが、どんなストーリーなのかさっそく見ていきましょう。

  • 「ダンサー・イン・ザ・ダーク」
    • 映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」あらすじ
    • 映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」感想、見どころ(ネタバレ注意)
      • 救いようのない展開の連続
      • 暗い暗いミュージカル
      • 衝撃的なラスト。本当に救いはなかったのか?
      • まとめ
      • 個人的おすすめ度 ★★★☆☆

「ダンサー・イン・ザ・ダーク」

 f:id:mamamatutu:20200527211205j:plain 引用元:Yahoo!映画

2000年  デンマーク

原題:「Dancer in the Dark」 

監督: ラース・フォン・トリアー

出演: ビョーク
            デヴィッド・モース
            ピーター・ストーメア
            カトリーヌ・ドヌーヴ   他

映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」あらすじ

舞台は60年代のアメリカ。チェコからの移民で、ミュージカルが唯一の趣味であるセルマ(ビョーク)は、工場で働きながら息子であるジーンと二人で暮らしていた。彼女に対し優しく接してくれる人々に囲まれたセルマは、貧乏ながらも満ち足りた毎日を送っていたのだった。

ところが、セルマはある一つの大きな問題を抱えていた。それは、彼女は先天性の病気により視力が失われつつあり、この病気は息子のジーンにも遺伝しているということであった。

この病気の治療には手術が必要であり、セルマは息子だけでも助けるため、高額な手術費用を貯めようと働き続けるが...

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